埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1426
■ 種類 学会発表
■ タイトル ダイオキシン類天然生成の検証:カオリン質粘土層の堆積過程とダイオキシン類の特徴
■ 著者 堀井勇一    埼玉県環境科学国際センター
金丸龍夫    日本大学
竹村貴人    日本大学
古川邦之    愛知大学
大塚宜寿    埼玉県環境科学国際センター
蓑毛康太郎    埼玉県環境科学国際センター
野尻喜好    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
■ 出版元
■ 出版年 2011
■ 誌名・巻・号・年 第20回環境化学討論会、平成23年7月16日
■ 抄録・要旨  本研究では、愛知県瀬戸地域に分布するカオリン質粘土堆積層の形成過程に注目し、基盤である花崗岩とその風化物及び粘土堆積層についてダイオキシン類の特徴記載を行った。木節・蛙目粘土堆積層中ダイオキシン類の実濃度範囲は、1,400〜9,700pg/gであり、その99%以上がPCDDsより構成された。さらに木節層上部に狭在する亜炭層から最高濃度:88pg-TEQ/gが検出された。花崗岩やその風化物中のダイオキシン類濃度は検出限界付近であり、粘土堆積層と比較して3〜4桁低い値であった。このことからカオリン質粘土堆積層中に含まれるダイオキシン類は、粘土粒子の移送中もしくは堆積後に、吸着又は生成したものと示唆された。
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